記事更新日: 2020/03/24
コスパグ
みなさんこんにちは、コスパ部です♪
2020年1月16日、国内大手航空会社ANAは、国内初の航空券サブスクリプションの実証実験を行うことを発表しました。
サービスの内容は、㈱アドレスが運営する住居のサブスクリプション「ADDress(アドレス)」のサービス加入者が、
月額3万円~でANA国内線の指定便に毎月2往復搭乗できるというものです。
ちなみに、サービスの正式名称は未公表です。
募集人数は50名と非常に少ないため、2020年1月17日の募集開始と共に、瞬間的に蒸発してしまう可能性が高いです。
この記事では、国内初の航空券サブスクリプションに関して、サービスの特徴や注意点、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
コスパ博士
情報が追加され次第、随時記事を更新していくよ。
このページの目次
今回の実証実験の対象は住居のサブスクリプション「ADDress(アドレス)」の加入者に限られますが、
そもそもアドレスについて知らない方も多いと思うので、簡単にサービスについて説明します。
アドレスは、月額4万円で全国にある拠点に住み放題というサービスです。
物件は空き家や別荘をリノベーションしたもので、落ち着いた雰囲気のものが多いです。
一般的な賃貸物件で発生する敷金・礼金・保証金・仲介手数料などは一切発生しません。
拠点数は北海道から九州まで全国に37あり、現在も拡大を続けています。
また、自分が保有している別荘や空き家をアドレスに対して貸し出すこともできます。
アドレスについて簡単に説明したところで、ANA国内線サブスクの特徴について解説していきます。
今回、ANAがベンチャー企業であるアドレスと提携する目的は何なのでしょうか?
この取り組みにおけるANAの目的は、アドレスと提携して他拠点生活を推進することで、地域を活性化させることです。
人々が移動しやすい仕組みを構築することで、地域の関係人口が増え、地域が活性化していくという流れです。
ANA国内線サブスクのメリットは、ズバリお得に国内線に乗れることです。
ANA国内線サブスクでは、羽田~新千歳/鳥取/高松/徳島/熊本/大分/宮崎/福岡/鹿児島のANA指定便に乗ることができます。
ANA国内線の通常料金は以下の通りとなっています。
※日や時間帯によって値段が変わるので、あくまで目安としてください。
上記の通り、1往復するだけでも月額料金の3万円を上回るので、かなりコスパが良いことがわかります。
コスパグ
一番料金が高い羽田~鹿児島間を2往復すれば、毎月96,760円もお得♪
2020年3月24日、伊丹・旭川・新潟・岡山・佐賀の5空港が対象の空港として追加されました!
ANA国内線サブスクでは、毎日1~2便あるANAの指定便にしか乗ることはできません。
1日に便が2つある場合も、自分で乗る便を選ぶことはできず、ANAから指定された便に乗ることになります。
時間帯は比較的利用客の少ない昼の便が多く、若干使いづらいと思われます。
コスパグ
中途半端な時間の便が多いから、ちょっと使いにくいいかも、、、
さらに、1月17日に更新されたADDress公式HPによると、「希望の日程で便を手配できない場合もある」とのことです。
2020年3月24日、対象便が追加されました!
これまでは羽田発着便のみが対象でしたが、伊丹発着便と福岡⇔宮崎の便が追加されています!
コスパグ
ちょっと使いやすくなったね♪
冒頭でも記載していますが、最大のデメリットはサービスの対象がアドレスの加入者に限られてしまうことです。
アドレス自体も、働く場所を選ばなくなってきた今の時代に即したおすすめのサービスなので、これを機にアドレスへの加入を検討してみてはいかがでしょうか?
1月17日に更新されたADDress公式HPによると、出発の10日以上前にANAHDの事務局にWEB連絡をする必要があるとのことです。
週末、急に利用したいと思っても間に合わないのはちょっとイヤですね。。。
2020年3月までの料金は3万円/月でしたが、4月以降は以下3つのプランとなり、実質的に値上げしています。
サービスの内容は全てのプランで同一です。
サービスの募集期間は2020年1月17日~2020年3月21日、
サービスの利用可能期間2020年1月31日~2020年3月31日を予定しています。
コスパグ
募集人数が50人と少ないから、気になる人はアドレスに登録してみよう!
アドレスを運営する㈱アドレスの代表取締役佐別当氏のツイートにあるように、早速応募があるようです。
続々と申し込み頂いてます。ありがとうございます。https://t.co/OMSnMNKccr
— Takashi Sabetto (@ADDress_Sabetto)January 17, 2020
2020年3月24日、4月以降も実証実験が継続されることが発表されました。
続報が入り次第、このページでご案内します。
特徴については上記の通りですが、「実証実験とはいえ、めちゃめちゃ使いづらそう」というのが私の結論です。
対象の人数、便、路線が限定され過ぎていて、「これで何の実験するの?」というのが正直な感想です。
コスパグ
もっとサービス拡大しないと使いづらいよ・・・
みなさんが一番気になるのは、「サービスの対象者がアドレスの加入者以外にも拡大していくのか?」ということだと思います。
ANAは、プレスリリースで「これを皮切りに対象路線・対象人数を増やしながら実証実験規模を拡大していきます」としています。
また、航空券のサブスクリプションは欧米ではすでにある程度一般的になっていることからも、サービス対象者・対象路線拡大の可能性は高いと考えています。
コスパ博士
続報が入り次第、このサイトで情報を発信していくよ。
音楽や動画配信サービスは有名ですが、まだまだ消費者に浸透しているとは言い難い「サブスクリプション」。
2020年が始まってまだ半月程度ですが、大手企業から続々とサービスインのニュースが入ってきています。
2019年は「サブスク」が流行語大賞にノミネートし、「サブスク元年」と言われましたが、
2020年は「真のサブスク元年」となることを確信しています。
(画像出典元:「ANA」「ADDress」公式HP)
モノやサービスで溢れているこの時代。
高いものが本当に良いものなんでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
安くても良いものもあるはず。
でも、それを探すとなると結構大変。
そんなみなさんを救うべく、我々コスパ部が徹底的に検証して、みなさんの選択をお助けします。