記事更新日: 2020/02/08
コスパグ
みなさんこんにちは、コスパ部です!
コスパ部では、様々なサブスクサービスを取り上げそのコスパの良さを詳しく調査しています。
また、コスパのいいランチやお出かけスポットの紹介などもしています。
ではそもそも、「コスパ」とは何なのでしょうか??
ヒナタ
そういわれると、なんとなくのイメージしか浮かばないな、、、
そんな方のために、この記事では「コスパとは?」をテーマに、コスパの詳しい意味や使い方、何をもってコスパがいいと判断できるのかについて、詳しく説明していきます!
コスパとは、「コストパフォーマンス(cost performance)」の略で、日本語に訳すなら「費用対効果」という表現が一番しっくりくるものになります。
支払ったコスト(費用)とそれによって得られたパフォーマンス(効果)を比較したうえで、低いコストで高いパフォーマンスが得られた場合に「コスパが良い」、もしくは「コスパが高い」といったように表現されるのです。
コスパグ
コスパに関しては、「良い」「悪い」、もしくは「高い」「低い」という形容詞で表されることがほとんどだよ!
「コスパ」という言葉自体は、1970年代から自動車業界で「価格性能比」を指す言葉として使われていました。
しかし、「コスパ」という言葉が広く一般的に使われるようになったのは、平成に入ってからと言われています。
バブル崩壊後の不景気が始まった1990年代の社会の中で、企業に「無駄なものを省いて利益をとことん追求する」という姿勢が強まり、安くて良いモノを選ぶ「コスパ」という考えが定着していきました。
その考えが次第に一般消費者や主婦、そして子どもにまで広がっていき、「コスパ」という言葉が日本全体に浸透しました。
冒頭で説明したことを、グラフと表で分かりやすくまとめてみました。
このグラフは、安いものから高いものまで価格帯が分かれている商品におけるコストと、得られるパフォーマンスを表したものです。
このグラフにおける、1~6それぞれのコストによって得られるパフォーマンスは以下の表の通りになります。
このとき、コスト当たりのパフォーマンスが大きいものが、コスパが良いと言うことができます。
コスパグ
ここで一番コスパがいいのは、コスト5に対して600のパフォーマンスが得られるときだね!
例としてコストとパフォーマンスを数値化し分かりやすくしましたが、実際の場合はとくにパフォーマンスを数値化することは難しく、同時にコストあたりのパフォーマンスを数値化するのも難しくなります。
とにかく、コストとパフォーマンスを比較して、コスト当たりのパフォーマンスが一番大きいものを選択することが、コスパの良いモノやサービスを選択することになります。
コスパが良いという表現は、しばしば「価格が安い」という意味として使われがちです。
しかしこれは、これまでで説明した「コスパ」の意味を踏まえると誤用であることがわかります。
ヒナタ
私も、安い商品のことをコスパが良い商品って言っていたわ。
コスパとはあくまで費用と効果の両方を考慮に入れて判断されるものなのです!
そのため、価格が安くても品質が悪い商品などは、決してコスパのいいものとは言えません。
具体的な場面に当てはめて考えてみると、例えば次のようなシーンが当てはまります。
×「この服は品質は別としてとにかく安いから、コスパがいいの!」
◎「この服は安くて品質もいいから、コスパ最高だよ!」
上の表現は、コスパの良し悪しを判断するうえでとても大切な品質(≒効果)を考慮していないため誤った使い方となります。
コスパグ
「コスパ」という表現を使う時は、このような間違った使い方をしないように気をつけよう!
ヒナタ
コスパって買い物をするときに気にすることが多いけど、実際は他にどんな場面で使われるんだろう?
「コスパ」という言葉を聞いて一番に思い浮かぶのが、買い物をするときの場面なのではないでしょうか。
「効果対費用」という表現からもわかるように、どうしてもコスパにはお金のことが必ず絡んでくると思われがちです。
ですがコスパにおけるコスト(費用)とは、必ずしもお金を指しているとは限りません!
具体的には、時間や労力、精神的負担など、お金以外に自分が払う犠牲も含んでいるのです。
そのため、コスパは以下のような使い方もなされます。
このように、アルバイトや勉強、練習などの時間や体力を消耗する行為によってどれだけの効果を得られるかに関しても、コスパという言葉で表現することができるのです。
コスパグ
ショッピング以外の日常生活でも、意外と使える場面が多そうだね!
ここまで「コスパ」の詳しい意味や使い方を説明してきましたが、ここで大切なことが一つあります。
それは、コスパの良し悪しを判断する基準は人によって異なるということです。
必要となるコストがその人によってどれほど重い物なのか、そして、効果の中でも何を重視するのかによってコスパの良し悪しの判断は大きく変わってきます。
ここで、いくつか具体例を挙げて説明していきたいと思います。
「3Cプラン」というサービスは他の定期購入サービスよりも少し割高である一方、レンズ交換などのアフターケアが充実しています。
対して「メアシス」というサービスはアフターケアがほとんどない代わりに、料金が「3Cプラン」よりも月500円ほど安くなっています。
この際、「どちらのサービスがコスパが良いか」という判断には、サービスは利用者本人がアフターケアサービスをどれほど重視しているかによって変わってくるのです。
アフターケアを重視する人は、「3Cプラン」を
「これだけ充実したサービスがつくのにこの値段で済むんだ!コスパ良いな」
と判断するでしょう。
ですがアフターケアを求めていない人からすると、
「いらないサービスがついてさらに料金も高いなんて、コスパ悪いな」
と思うのが自然です。
これは効果として何を求めるかの違いによって生まれる差ですが、コストに対する認識の違いからもこのような差は出てきます。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンには、待ち時間なしで人気のアトラクションに乗ることができる「エクスプレス・パス」というものがあります。
価格は平均して、1つのアトラクションにつき2,000円~3,000円程度です。(入場日によって変動します。)
このエクスプレス・パスをコスパが良いと判断するかどうかは、「行列に並ぶ」というコストをどれほど重いと感じるかどうかによって異なりますよね。
アオイ
僕は待ち時間もそこまで苦痛じゃないからコスパが悪いと思うけど、遠方から来ていてとにかくアトラクションを制覇したい!
なんて人にはコスパのいいサービスだと思うなあ。
このように、同じサービスに対しても、コスパの良し悪しの判断は人によって大きく異なります。
そのため、口コミなどからコスパについての情報を得る際には注意が必要です。
コスパグ
自分が求めているパフォーマンス(効果)は具体的に何なのか、どんな人がそのサービスをコスパが良いと評価しているのかを常に意識しよう!
「コスパ」とは、価格などのコストだけでなく得られる効果も考慮して判断するものです。
我々コスパ部は、コスパの良い商品やサービスを多数紹介しているので、他の記事も是非読んでみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
(画像引用元:「3Cプラン」、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」公式ホームページ)
モノやサービスで溢れているこの時代。
高いものが本当に良いものなんでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
安くても良いものもあるはず。
でも、それを探すとなると結構大変。
そんなみなさんを救うべく、我々コスパ部が徹底的に検証して、みなさんの選択をお助けします。