記事更新日: 2021/04/09
みなさんこんにちは、コスパ部です!
今回は、テレワーク需要を受けて急速に拡大している「家具のサブスク」について、以下のおすすめサービス8社をピックアップし、徹底比較します。
これだけのサービスがありますが、サービスによってシステムや料金体系、ターゲットとしているユーザーは様々です。
アオイ
家具のサブスクは気になってはいたけど、実際どのサービスが自分に合っているかがわからない、、、
そんな悩みをお持ちの方は、ぜひこの記事を参考にして頂ければと思います。
この記事の監修
大和 貴人(やまと たかと)
このページの目次
家具のサブスクは、一定期間家具をレンタルすることができるサービスです。
音楽や動画のサブスクのように家具が使い放題になるのではなく、それぞれ異なる料金が定められている家具を一つ一つレンタルするのが主な形式です。
サブスクで家具を利用することの主なメリットとしては、以下の点が挙げられます。
家具一式をそろえるとなると結構な金額がかかってしまいますが、家具のサブスクを利用することで、初期費用をおさえることができます。
一方で、家具のサブスクには以下のようなデメリットもあります。
後ほど詳しく説明しますが、家具のサブスクはレンタルという性質上、長期間利用すると買ったときよりも高くなってしまいます。
家具のサブスクを選ぶ際に「どのサービスを選べばよいか分からない」という事も多いと思います。
家具のサブスクを選ぶときには、以下のようなポイントがあります。
以下で、いくつかについて詳しく説明します。
家具のサブスクでは、最低利用期間や返却期限を設けているものも多くあります。
レンタル開始時に利用期間を設定する必要のあるサービスも少なくありません。
新品の家具のみを扱っているサービスも多くありますが、中には中古の家具を扱っているサービスもあります。
中古の家具を使うことに抵抗がある人は、注意してください!
↑エアールームというサービスで利用した中古のイスですが、状態は全く問題ありませんでした!
家具のサブスクの中には、一定期間利用した後に、そのまま家具を購入することが出来るサービスがあります。
気に入った場合に、購入することが出来るかどうか、事前に調べておくことをおすすめします!
ヒナタ
気に入ったらそのまま自分のものにできるのは、便利だね!
これから家具のサブスクの各サービスについて詳しく紹介していきますが、
結論として言えることは、長期利用するならサブスクを利用するよりも購入したほうがお得だということです!
実際にどれくらいの期間を利用すると、購入したほうがお得なのかを検証したのが以下の図です。
他にも相当数の検証を実施しましたが、短ければ3~4カ月、長くても1年程度でサブスクの累計利用料金が、購入したときの金額を上回ってしまいます。
よって、1年以上の長期利用を前提としている場合は、サブスクを利用するのではなく購入することを強くお勧めします!
ここまでで、家具のサブスクを利用する場合には、長期利用ではお得にならないということを紹介しました。
よって、家具のサブスクを利用する場合は、短期利用が決まっているときがおすすめです!
ここで、短期利用に向いているサービスを紹介していきます。
最低利用期間が長いため融通が利かなかったり、返送手数料などを考慮すると購入した方がお得なサービスが多い中、「airRoom(エアールーム)」は短期利用にむいているサービスです。
「airRoom」が短期利用に向いている理由をいくつか紹介します!
「airRoom」は、最低利用期間が3か月と短く、事前にレンタル期間を決める必要がないサービスです。
また、1番のおすすめポイントは購入する場合の金額が「商品価格 ー 今までの支払金額」であることです。
よって、「買った方がお得だった」ということは起きないような料金設定になっています!
サービスによっては、無期限にレンタルすることが出来、気づいたら総レンタル金額が購入金額を上回っていたなんてことも起きうるので、注意してください!
以下の画像は、ある家具のサブスク公式サイトにあるものです。
このサービスでは、「月々400円から利用できる」と紹介していますが、ほとんどの場合月400円で利用できることはありません。
月400円で利用できるのは、一番安い商品(イス1脚など)を、一番長い期間(3~4年程度)借りた場合です。
家具を借りた場合ほとんどは毎月1,000円以上するので、「毎月〇円から借りられる」を鵜呑みにしないように注意してください。
これから、家具のサブスク8社を具体的に紹介していきますが、まずは8社の特徴を一覧表にまとめてみました!
まずはここでそれぞれのサービスの特徴をおおまかにつまみましょう!
長期間サービスを利用すると、月額料金が安くなったり、そのまま商品がもらえるようなサービスもあります。
サービスによって、料金やサービス内容がかなり異なるので、自分にあったサービスを見つけることが大切ですね!
次に、8社のサービスを、「利用期間」と「おしゃれ度」の2軸で比較したチャート図を紹介します。
サービスによって、短期間利用がおすすめのサービスと長期間利用がおすすめのサービスがあります。
また、家具のおしゃれさもサービスによってかなり異なります。
サービス選びの1つの参考にしてみてください!
全体を通してみると、長期間の利用がおすすめのサービスがやや多いことが分かります。
短期間利用したいという方は、先ほども述べましたが「airRoom」がおすすめです!
サービスによって、利用方法や家具の種類もかなり異なるので、これから詳しく紹介していきます。
重要なポイントから各サービスを比較したところで、詳細に入る前に先に結論を出したいと思います!
これはあくまで主観なので必ずしも当てはまるわけではないかもしれませんが、各サービスの特徴を踏まえたうえでのおすすめはこのようになっています。
このおすすめを踏まえたうえで、実際にどのサービスを利用するかは家具のラインナップや料金システム、利用期間の決まり等をしっかりと確認してから決定しましょう。
家具のサブスクの各社についておおまかに特徴を把握したところで、いよいよ各サービスについて詳しく解説していきます!
「CLAS」は自社製造の家具がメインのサブスクサービスで、代表取締役社長の久保裕丈さんは初代バチェラーとしても有名な方です!
「CLAS」の主な特徴を以下にいくつか挙げます。
家電に関しては有名メーカーの商品を多く取り扱っており、それらを同じサービスの中でレンタルできるのは「CLAS」の最大の魅力なのではないでしょうか。
ヒナタ
ダイソンの掃除機、一度使ってみたかった!
利用期間をはじめに設定する必要がなく、好きなタイミングで返却・交換ができるのも「CLAS」のいいところです。
ほかのサービスの場合、あらかじめ利用期間を設定し、それに満たないタイミングで返却すると中途解約手数料が発生することもあります。
その点「CLAS」は3か月の最低レンタル期間を超えればいつでも返却できるため、ライフスタイルの変化に対応しやすいサービスといえますね。
一方、「CLAS」を利用する上で以下の点には注意してください。
特に注意すべきは1点目で、再配達が必要となった場合、1年未満の利用の際の返却手数料と同等の金額が再配達料金としてかかってしまいます。
このことを考慮すると、忙しい一人暮らしの方などには少々使いにくいサービスになってしまいますね。
コスパグ
注文するときは、受け取れるタイミングがあるかしっかり確認しようね。
「subsclife」は、家具のデザイン性を重視する方にぴったりなサブスクサービスです。
「subsclife」の主な特徴として、以下のような点があげられます。
「journal standard Furniture」や「ACME Furniture」などの人気ブランド家具をレンタルという形で楽しむことができるのはこのサービスならではの魅力です。
また、2019年9月に人気家電メーカー「BALMUDA(バルミューダ)」の取り扱いも開始しました!
家電のラインナップとしては先ほど紹介した「CLAS」にはまだ及びませんが、今後の取り扱いの拡大に期待ができますね。
「subsclife」では法人向けのサービスも展開しており、こちらもまた「KOKUYO」などの有名オフィス家具ブランドの商品を多く扱っています。
無料のコーディネート提案も行っているため、初めてオフィスをオープンするといった場合の助けになること間違いなしです!
一方で、「subsclife」利用の際には以下のことに注意してください。
「subsclife」では商品の注文時に利用期間を設定する必要があり、その期間に達する前に返却したい場合は中途解約手数料を支払わなければなりません。
中途解約手数料は残りの利用期間分の月額料金となっているため、いずれにしろ初めに設定した期間分の料金は支払うことになってしまうのです。
また、レンタル期間が短ければ短いほど月額料金が高くなるため、短期間の利用には不向きだと言えます。
例えば、「journal standard Furniture LAVAL SECTIONAL SOFA ARMLESS LEATHERTEX」という商品の場合、
3か月利用の場合→16,130円/月
合計金額:48,390円
24か月利用の場合→2,450円/月
合計金額:58,800円
といった料金となっており、3か月の利用と24か月の利用でも支払う金額は10,000円ほどしか変わらないのです。
3か月のみのレンタルだとしても、他のサービスと比べて商品の購入価格に比較的近い値段を支払うことになるということは、利用の際頭に入れておきましょう。
コスパグ
このシステムだと、短期間のレンタルの時はだいぶ割高になっちゃうね。
subsclife(サブスクライフ)の特徴や評判は?新品家具をレンタルしよう♪
おしゃれなデザイン家具をすべて新品の状態でレンタルできるサービス「subsclife」の料金やシステム、特徴などを詳しく説明していきます。
「airRoom」は、リーズナブルな価格が魅力的な一人暮らしの方にもおすすめサービスです。
「airRoom」の主な特徴として、以下のようなことがあげられます。
「airRoom」最大の特徴は、なんといってもおさいふにやさしいところです!!
「送料や組立料など月額料金とは別に必要な料金が思いのほか高かった、、、」
というのは他のサブスクサービスではよく聞く声ですが、このサービスではそんな心配は必要ありません。
また、返却期限もなく、1か月経過以降は自由に返却・交換が可能なため、ライフスタイルの変化が多い方でも安心して使えるサービスとなっています。
コスパグ
費用も抑えられて融通もきくから、引っ越しが続くときにとても便利だよ!
取り扱う家具もシンプルかつおしゃれなものが多く、どんなテイストの部屋にも合わせやすいのも嬉しいポイントです。
一方で、「airRoom」の悪い点として、以下のような点があげられます。
料金面がとても良心的な反面、中古の商品が届く可能性があるというデメリットがあります。
他のサービスだと新品のみの場合も多いので、中古の家具を使うのに抵抗のある方などは注意しましょう。
また、「airRoom」で取り扱う家具の多くは一人暮らし・二人暮らし向けのものなので、ファミリー層の利用には向いていないかもしれません。
エアールームの特徴や評判は?家具レンタルサービスで自宅を飾ろう!
一人暮らしや二人暮らしの方にぴったりなリーズナブルなサービス「airRoom」の料金やシステム、特徴などを詳しく説明していきます。
「無印良品のサブスク」は、無印良品で販売されている家具を月額料金を支払うことでレンタルすることが出来るサービスです。
「無印良品のサブスク」の主な特徴として以下のような点があげられます。
始めはレンタルのつもりで、契約していても、気に入った場合、購入することが出来たり、期間を延長することもできます。
使っているうちに、気が変わることもあるので嬉しいですね♪
しかし、買い取りの際には、買い取り手数料が発生します。
また、最低利用月数を超えない時期に解約する場合は、解約手数料が発生します。
アオイ
どちらにしろ、契約する際には、期間やプランをしっかり考える必要があるね!
2021年1月15日より、サブスク提供店舗が大幅に拡大されました。
全国182店舗へ拡大されました。
2020年8月現在、無印良品は国内479店舗あるため、3店舗に1店舗はサブスク提供店舗に加入しているという事ですね!
ヒナタ
今後さらに拡大されていくことに期待だね!
一方で、「無印良品のサブスク」の悪い点をいくつか紹介していきます。
通常販売価格と比較すると、意外とお得じゃないと思われる方もいるかもしれません。
通常価格と比較して、最大でも約3,000円ほどお得になる程度だと思ってください。
無印良品のサブスクでは、事前に契約期間を決める必要があります。
更に、契約期間は年単位でのみの対応である為、1か月単位での契約はできません。
無印良品のサブスクの契約期間は、以上の4通りのみです。
これ以外の契約期間は認められていません!
「STYLICS」は、部屋全体のコーディネートにこだわりのある方にぴったりなサブスクサービスです。
「STYLICS」の主な特徴として、以下のような点があげられます。
これは、「STYLICS」最大の特徴であり、新宿に実際に店舗を構えているためレンタル前に実物を見ることができるのです。
コスパグ
家具のサイズ感や実際の色味を事前に確認できるのはうれしいね。
このサービスはインテリアコーディネートショップ「STYLICS」のサービスの一環です。
その為、専任のコーディネーターからソファや机、カーテンなど様々なインテリアのトータルコーディネートを提案してもらえます。
実際に店舗に足を運ぶのが難しい場合でもオンラインで同じサービスを受けることが可能なので、遠方のユーザーも問題なく利用することができますね。
ここでは、「STYLICS」の注意点をいくつか紹介していきます。
最低利用期間の2年に達しない段階で買取もしくは返却する場合は、残りの期間のレンタル料金を支払う必要があります。
同時にレンタルした商品すべてを買取もしくは返却しなければなりません。
最低利用料金が合計10万円以上となっており、申し込み時には商品代金の30%にあたる申込金を支払う必要があります。
これらのことを踏まえると、短期間のレンタルや初期費用の削減を目的として利用するには向いてないサービスと言えるかもしれません!
「flect」は、カタログ通販・テレビショッピングを手掛ける会社「dinos」が運営する家具のサブスクサービスです。
「flect」の主な特徴として、以下のような点があげられます。
「flect」はサービスの有料使用期間が24か月と決まっており、その間毎月商品価格の3.5%が月額レンタル料金として請求される仕組みとなっています。
他のサービスではレンタル期間中にサービスを解約すると残りの月額料金を支払わなければならない場合がほとんどです。
しかし、
「flect」では2カ月前に申し出れば商品1点当たりの返送料6,600円を支払うだけで解約することができます!
公式ホームページでは最低利用期間24か月となっていますが、別途料金を支払うことなく中途解約できるのでこの期間は気にする必要はないかと思います。
また、24か月経過後の12か月間は無料期間となっており、この期間中は月額レンタル料金は発生しません。
そのため、ゆっくりと家具の買取・返却について考えることができるのです。
「flect」を利用する際には、以下のことに注意してください。
また最低利用金額が商品価格の合計で11万円となっており、ちいさな家具を少しだけ借りたいという方には不向きなサービスなのではないでしょうか。
コスパグ
必要最低限のものを安くレンタルしたい、なんて場合には使いにくいね。
送料に関しては、2021年1月現在送料・開梱・組み立て無料キャンペーンを行なっています。
通常送料最大3,850円・組み立て料金最大5,500円かかるところが全て無料なっています!
興味のある方はこの機会に一度試してみてはいかかですか?
「Kaggレンタル」は、オフィス家具に特化したサブスクサービスです。
「Kaggレンタル」の主な特徴として、以下のような点があげられます。
「Kaggレンタル」はあくまでオフィス家具のみを扱った法人向けのサービスのため、一般ユーザーにはあまり需要がないと言えます。
最低利用期間がないため中途解約料が発生することもなく、2年経過後は商品をそのままもらうことができます。
これなら、オフィスを一から作り上げようという場合や、いつ移転するかわからない場合などにも柔軟に対応することができますね。
また、チェアは1脚からレンタルできるため、必要なときに必要な数だけ借りるという理想的なレンタルスタイルが実現します。
一方、「Kaggレンタル」には以下のような注意点があります。
「Kaggレンタル」では月額料金が少々高めに設定されており、どの商品も最終的な合計支払い額が商品価格より1万円前後高くなってしまいます。
例えば、商品価格76,120円の次のチェアをレンタルした場合、
支払い総額:3,490円/月×24=83,760円
となり、7,500円ほど損をしてしまいます。
そのため、家具を2年以上使うことがあらかじめ予想される場合は購入したほうが賢明だと言えるでしょう。
また、商品が無料でもらえる2年経過時より前に返送したい場合は、1点ごとに別途以下の返送料が必要となります。
商品1点ずつにつきこの料金となっているので、オフィス移転等でまとめて返却したい場合などにはかなりの負担になってしまうでしょう。
このサービスを利用する際は、予定しているレンタル期間で支払う総額とこの返送料を足した金額をあらかじめおおまかに把握しておくことをお勧めします。
「KAMARQ」は、組み合わせ自由で斬新なデザインの家具をレンタルできるサブスクサービスです。
「KAMALQ」の主な特徴として、以下のような点があげられます。
「KAMALQ」の最大の特徴は、その取り扱っている家具にあります!
サイズ・カラー展開が豊富なシンプルかつカラフルな机やBOXを自由自在に組み合わせることができます。
自分の部屋の広さやテイストにあったオリジナルのインテリアを完成させることができるのは「KAMALQ」ならではの魅力なのではないでしょうか。
コスパグ
これだけでお部屋が一気に華やかになるね!
レンタルプランは6か月コースと12か月コースがあり、それぞれ7か月と13か月目からは商品の交換が何度でも無料でできるようになります。
同じ商品の別のカラー/サイズのものに変えるもよし、全く違う商品に交換するもよしです。
一方、「KAMALQ」には以下のような注意点があります。
「KAMALQ」ではレンタルした商品の購入はできないため、せっかく気に入った商品があっても改めて買いなおす、
もしくはずっとレンタルし続ける必要があります。
ですが、最長利用期間はなく13か月目以降は月額99円となるため、不要になるまで借り続けるのもアリなのではないでしょうか。
取り扱っている商品はユニークなものばかりで品数も少ないため万人に使いやすいサービスとは言えないと思います。
部屋のインテリアにアクセントを加えたい方、少しのスペースを有効活用したい方などにおすすめのラインナップとなっています。
注文時に設定したレンタル期間に満たない段階で返却する場合は、別途中途解約金がかかるので注意しましょう。
「家具サブスクサービス8社徹底比較」はいかかでしたか?
一口に家具のサブスクサービスといっても、ユーザーの目的や重視するポイントは人さまざまです。
みなさんも自分にぴったりなサービスを見つけて、毎日の生活をインテリアで彩ってみてはいかがですか?
(画像引用元:「CLAS」・「subsclife」・「airRoom」・「STYLICS」・「flect」・「Kaggレンタル」・「KAMALQ」・「無印良品」各公式ホームページ)
airRoom(エアールーム)
subsclife(サブスクライフ)
CLAS(クラス)
STYLICS(スタイリクス)
ロハスク
無印良品のサブスク
flect
モノやサービスで溢れているこの時代。
高いものが本当に良いものなんでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
安くても良いものもあるはず。
でも、それを探すとなると結構大変。
そんなみなさんを救うべく、我々コスパ部が徹底的に検証して、みなさんの選択をお助けします。